御菓子而 藤丸@太宰府

おかしどころ ふじまる、パッと見ても和菓子屋さんだと気付く人は殆ど居ないでしょう

早朝の新幹線で博多に到着し、レンタカーですぐに向かったのは太宰府
お店の前に駐車場があると判らず近くのコインパーキングに停めまして
太宰府天満宮に向かうきさ姉とは暫し別行動
令和詣の影響なのか道路が大渋滞だったのは今回一番想定外だったこと

もうこのアプローチだけでワクワクしますな
お菓子屋さんというよりも料理屋さんの佇まい

店内の写真はご遠慮下さい、ということでココまで
いやはや、今まで数々の和菓子屋さんを訪ねましたが
間違いなくトップ３に入る最高の雰囲気

予約無しでも購入可能なのですが
時間が掛かることは想像が出来たので、生菓子以外は前週に電話でお願いして
ただし栗きんとんは調製に時間が掛かるということなので、２つ予約（１個は不可）
栗が二つあるから上生菓子は１つにしようと思っていたけれど
見本のお皿の上のお菓子を見てしまったら

ああ、全部食べたい！

しかし断腸の思いで２つに絞って合計４つ

きさ姉が戻ってくるまで駐車場の車内で食べようと目論んでいたけれど
結局時間ギリギリまでお店の奥様とお喋りしてしまって
長崎への到着時刻が気になるところだったので即出発
途中のパーキングエリアで開封

栗だけの栗きんとん、非常に丁寧に箱詰めされていて
更にテンション上がります～
栗の風味も良い具合であっという間にペロリ

蕎麦粉入りのかるかんに粒餡と白小豆粒餡、銀杏に百合根、柿などがぐるっと
もはや和風ロールケーキ？菓銘を聞きそびれたけれど「山里しぐれ」の模様
右も軽羹の3層仕立、下は大納言中央は黄身の風味、上は無花果入りだったはず
サイズも大きいけれど半分っこでは惜しいくらいに美味しい。４つとも買えば良かった・・・
いや、胃袋容量を考えたらコレで適量だったのですが

そして、フレッシュな洲浜

もう触れたらすぐに形が変わってしまうくらいにエアリーな洲浜
奥様が御主人の作られるお菓子の中でも特にお気に入り、とおっしゃったのも頷ける
もうコレは生菓子の範疇で良いのでは？？
左の半生菓子は和風クッサン（その１）←勝手に命名
山椒や胡麻が入った風味豊かなお味でした

夕方ホテルでお菓子の整理

銀杏葉の形の清香殿は藤丸さんで最も有名なお菓子
大徳寺納豆入を散らした卵＆寒天の半生菓子
左の袋入りは急遽追加した千歳（クッサンその２）
中央は餡ではなく黒糖風味のペースト
そして中央の蓮根や茄子もお菓子なのです！

名古屋に戻ってから袋から取り出してみると・・・こ、これは

「和製フルッタカンディータ！」
ピエトロロマネンゴがキラキラ輝くクリスタルだとしたら
藤丸の野菜煎餅は摺りガラスの落ち着いた美しさ
野菜も果物も、それぞれの美味しさを活かしたお菓子になっていて

茄子！

もう、これは食べないと！！
想像を絶する美味しさです☆☆☆

まさか、ナスのお菓子に悶絶する日が来るとは思わなかった～
噂どおりの藤丸さんのお菓子たちを存分に堪能しました！
今度は21日を目指して
できることなら2軒お隣のうどん屋さんにも・・・行けるといいなぁ。