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HAJIMEの前も濃かったよ [Agréable]

前回森蔵さんを訪ねたのは2019年5月、その際に強烈にアンテナが反応した
超ご近所さん・うどん末治さんの駐車場案内看板
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ココハ絶対オイシイうどん屋さんにチガイナイ!
実際お店の前には行列が出来ていたし
しかししかし
森蔵さんに行く=お菓子でもお食事でもイートイン最優先
の公式は崩れないので、どんなに美味しいお店でも訪ねる機会は無さそう
それでも頭の中から消える事は無く
その時々で営業スタイルが変更する(毎週インスタグラムで告知されていますが)森蔵さん
結局この日はお菓子のテイクアウト販売(実はサンドイッチもあった)となっていたので
森蔵さんの待ち人がとりあえず居ないことを確認した後
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うどん末治(すえじ)さんへ
開店間もない時間ですんなり入店することができました
それでも店内は8割方埋まっていて帰るころには外の待合が賑やかで
美味しいことは食べなくても解っていたけれど
看板から溢れ出るセンスの良さが店内には更に濃厚に詰まっていて
名古屋に有ったら更なる大行列間違いない!!
うどん屋さんと言うよりは大人男子のおもちゃ箱のような店内♪
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とり天ぶっかけ、所謂さぬきうどんですが
麺もお出汁も、そしてとり天がボリューム満点!
手伝ってもらいつつ完食、あきらかに多いけど美味しいモノは食べられちゃう♪
夜がフレンチだと思うと、お昼がうどんって悪くないでしょ?
と、思ったものの食べ過ぎだよ~、でも後悔はナシね!

うどん末治さん、森蔵さんと廻って宍粟市から引き返しラパンが向ったのが
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たぶん3年ぶり?ショコラティエ ヤスヒロセノ神戸さん。1時間ほどで到着しまして
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先ずはアイスショコラドリンクを作って貰って(夜に備えて半分っこね)
ショウケースを眺めて「や、安い・・・。」「でしょ、そして美味しいの!」
ありえない価格のボンボン1箱ずつ+新顔さんがアレコレ登場していたので
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少しだけ、のつもりが結構どっさり買っちゃいましたよ~
新作焼き菓子はサブレカカオ、そしてキャラメルに
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30日以上掛けて丁寧に作った自家製の四国産柚子ピールにミルクチョコ
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フィユ ショコラは紙の様な薄さの板チョコレート
小さなカードのようでもあり、指の熱であっという間にとける薄さ
冷たいパリパリを楽しむ夏ショコラって感じかな~
おつまみやアイスとの組み合わせも楽しそう♪
シェフと久しぶりにチョコ四方山話が出来て良かったよ~


そして30分ほどで今宵の宿・三井ガーデンホテル淀屋橋に到着
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HAJIMEまで歩いて行ける(結局往復タクシー拾ったけど)
先着順だけど1200円で立体駐車場(遅れたら周辺は高くて困るんだけど)
そして何より
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モデレートツインはユニットバスが2つ!
おそらくシングルルームを改装してツインにした間取り
(片側の元の廊下ドアはクロゼットになっていた)
女子旅には特に嬉しい設備です♪しかもですね、激安!
4,000円がGo To トラベルで2,600円+駐車場で総支払額は3,800円
いくらビジネス街で出張需要が激減とは言え、安すぎる~
dinnerとおやつに予算を十分に配分できて助かりました♪

チェックイン後、森蔵のケーキとセノさんのショコラを冷蔵庫に入れたらラパンは出発
その前に電話でお菓子がまだ残っているか確認してもらいまして
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ああ、ホントにお久しぶりのボニーズベイクショップさん
ドアを開けると「あ~お久しぶりです!」と浪速の美人姉妹
暑い夏でもモリモリ焼き菓子焼いてくれているのね♪
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Sally'sレモンライムバー、淡路島レモンカードのマフィン
バタークリームカップケーキにアメリカンクッキー
あ、パウチのアヒルちゃんクッキーはオトモダチの作だった~

この後、森蔵のケーキを少しだけ食べて休憩タイム
各々バスルームがあるのでゆっくり支度を整えまして宇宙へ出発!
ほぼ完璧な1日でありました~
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Team HAJIME 2020 [Agréable]

「肇」
男性の名前「はじめ」で目にする事くらいしか思いつかない?
音読みだと・・・??「チョウ」って知らなかった~
で、肇の言葉の意味は「入り口をあけて物事をはじめる」「最初に」

辞書を捲ると出てくる言葉だと
「肇国」(ちょうこく)初めて国を作ること
まさに名前の通り!ハジメは大阪に作られたレストランの枠に収まらない

夢を見せてくれる国・・・いや、夢の星なのだと
夢の場所だから写真お断りにしていたのかな?とも思う
「レストランハジメに行くことは宇宙旅行に行くことだから」
飛行機で外国に行くのとは別次元の体験だったの

宇宙空間から地球を眺め、さらに地球ではない星に降り立つような
そんな体験をさせてくれるのがミシュラン3つ星の価値なのだと
おいそれと「また行きましょう!」とは言えないけれど
どれだけ宇宙に憧れてたくさんの写真を見て様々な動画を眺めたしても
実際に行ってみなければ判らない、って当たり前のことを知り

なによりも
初めて遭うお客の過度な期待を見事に上回る体験をさせてくれた
米田肇シェフとシェフを支えるスタッフのチーム力
完璧なサーヴィスでもてなしてくれるプロの仕事
もちろんお若い方もいらっしゃいます
一生懸命に、この場所に相応しい仕事をしようとする姿に
このTeamに相応しい対価を支払うことが出来て良かった!

最後のguestとなった私たちをレセプションで見送ってくれた米田シェフ
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思いがけない素敵なお土産!・・・まだ開けてないのよ

時間も遅かったので、少しだけ想いを伝えました
最初に3つ星を獲った時、シュクレ岩永シェフにバカラ製の☆を贈ったこと
http://www.lesucrecoeur.com/blog/bio_blog11.html
あの話は泣けました、そしていつか行きたいと二人とも思っていたこと
コロナで困窮している飲食業界のために率先して署名活動されていたこと

思ったよりも小柄で(でもマッチョなのよ)優しい声の方でした
ドアの外まで見送ってくれます
東に向かって歩いて、その先の大通りでタクシーを拾おう・・・速足で

きっとこの路地を曲がるまでシェフは外で見送っている

北行きの通りにハザードを出して停車するタクシーが見えたとき振り返ると
やはり白いコックコート姿が
小さくお辞儀をしてタクシーに乗り込んだら、現実の世界へ戻るのでした。


ここまで読んで下さった奇特な方へ

もしも行ってみたいなぁ、と思ってくれたならば
宇宙に行くつもりで是非とも訪ねてみてください
一緒のテンションで楽しめる人と行ければ最高だけど
チャージが掛かるけれど独りで対峙するのも大いにアリだと思いましたよ!
ご想像よりもずっとずっと素晴らしい時間が待っている筈です。

HAJIMEの話はこれでお終い、いつかまた続編を・・・いやきっと
その頃には全く違うレストランに進化していることでしょうね。
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HAJIMEで夏祭 [Agréable]

大阪のレストランHAJIMEでの特別な夜も〆のデセールタイムへと
(ここまでの話は3日前から順に御覧くださいね)

アヴァンデセール「夕立ち」は左手に大きな蓮の葉が乗せられまして
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掌の中央でコロコロとする甘露、そこへ注がれるのは白い液体窒素
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葉の上であっという間に凍ってソルベのような状態に
視覚だけでなく触覚、しかも手の上に感じるのなんて!
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スプーンで口に運ぶとパチパチと口の中でスパークする飴の雨
夕立の音を飴で表現とは粋な演出!
グレープフルーツ、柚子、デラウェアでさっぱりと、日本酒も使ってるのね
蓮の葉の傘はリアルには使ったことはないけど
子供のころに田舎の祖母家で過ごした夏の夕暮れの記憶が

畑でとうもろこしを捥いだり、冷たい小川で泳いだり、竹藪の中で感じた陽射しや風の音
・・・そんな大昔の記憶が、この都会のビルの中で蘇ってくるなんて!

合わせるSAYS FARM(富山県) シードルは県産の「ふじ」100%、爽やかに喉を流れ
半量ずつとは言えかなり飲んだ筈なのだけど、不思議とまだ飲める

メインデセール「愛」は愛らしいピンク尽くし
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Domaine des Terres Dorees FRV 100 Rose NV(富士インダストリーズ)
ドメーヌ・デ・テール・ドレ FRV100(エフェルヴェサン)
思わずトキメイテしまう色合い、ベリーのデザートにぴったりの微発泡
同じ形のグラスにはミントフレーバーウォーター

イチゴとフランボワーズとサブレ、器のソースをピンクの地球へ
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甘い愛を世界に広げて・・・そう、愛は甘く優しく包むもの
今この時を愛しみながら、まだ終わって欲しくないのに
「もしまだ大丈夫であれば、メニューにはない小さなデザートのご用意が・・・」
「え!・・・ちなみに、それは別のお値段に?(この場に及んで庶民の悲しさよ!)」
「いえいえ、大丈夫です。」
と、言うことで隠れメニューのデセールを半分っこするつもりで1皿だけ
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ナイショのお菓子ですからね、何かは食べた二人だけの秘密にしておきましょ
しっかりお腹を空かせてお料理を平らげて進めれば
このオマケのドアを開けることが出来るのかもしれません
お肉、少な目にしておいて良かった~

特別な夏祭りの屋台が魔法のように現れて言葉を失う
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とてもとてもミニャルディーズって言葉じゃ収まらない豪華な屋台たち

すぐに泣いてしまうから、と真っ先に手にしたのは
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人生2度目の綿あめ(人生初は?・・・と思ったら9年前の秋の尾山台だった)
萎えていく様がなんとも儚く、そして持ち手の棒とスタンドまで美しい造形
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そして人生初のりんご飴、といってもガラス細工のような繊細なりんご飴
飾っておきたいくらいに美しい!グラスの中にはポップコーンのプリン
可愛らしい極薄カカオバター弾の中には危険なお酒がたっぷりと♪
エイっと一口、射的の弾で撃たれたようなドキドキするお遊び
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マルカルポーネのタルトで良かったっけ?気が付いたら消えてた
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もう一つ消えていた、フランボワーズのお姫様仕様ヨーヨー

一つ一つのクオリティの高さに驚くばかりの究極の屋台グルメ
花火すら見ることが叶わなかった2020年夏の夜の甘い夢
Receiptをチラリと確認し「ひゃぁ!」と心の中で悲鳴(想定内でしたが)
本当にご馳走様、と閉店23時ギリギリに席を立つ
4時間のディナータイムもあっという間の興奮尽くし

しかしこの後、最後のサプライズが
記憶に残していきたいことがありすぎて、あと1日だけお付き合いを!
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HAJIMEの元 [Agréable]

大阪のレストランHAJIMEのエントリも3本目(2日前まで遡って下さいね)
いよいよメインのお皿へと続きます~

ハジメと聞いて頭に思い浮かぶの文字は「始め」「初め」そして「元」
ここまで現代日本で味わえる極上のお料理、という印象でしたが
やはりフランス料理が全ての元(hajime)なので肉料理の1皿目にフレンチ直球

迎え撃つのはブルゴーニュのグランクリュ、星付きレストランで味わうべきピノ・ノワール
CLOS DES LAMBRAYS GRAND CRU 2008(JSRトレーディング)
クロ・デ・ランブレイ グラン・クリュ
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クロ・デ・ランブレイは"コート・ド・ニュイの宝石"とも賞されるグラン・クリュ
1981年にAOC法施行後初めて、一級畑から特級畑へ昇格を果たした伝説の畑
ドメーヌ・デ・ランブレイはこの特級畑の99%以上を所有
薔薇のような香り、しっかりした骨格で男性的でもあり

カトラリーもラギオール(Laguiole)がセットされて木のお皿の上にはシュクレのPain
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花を纏った自家製バター(クリームをシェイクして作るそうですよ)
想像するのレストランでの最上級のパン

「希望≪生命と大地の芽吹き≫」の4部構成のうち2品目の「草原」
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広島県竹原の峠下牛(たおしたぎゅう)抹茶で描いた草の上にはビーツやパースニップ(セリ科のニンジンに似た白い根菜)あとプチコリンキーかな?
お肉のソースと横のオレンジ色はカボチャのソース、はぁ美味しい~
もっと食べたい、でもお腹も限界・・・少な目にして貰って正解だったかも
ノンアルは木製のワイングラス(左上に少し写ってますね)にフレーバーウォーター
大地をイメージしたもので、器の香りと相まって森の中のような気持に♪

希望の3品目の「空」に合わせたグラスは
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ノンアルは甲州ぶどうを丸ごと(種も皮も)を余すところ絞った雫
だからワインも日本ワインで
Fermier Cabernet Franc
フェルミエ ホンダヴィンヤーズ アンド ワイナリー
フェルミエ自社農園のカベルネフラン100%
ベリーの香り、エレガントな味わい、好い意味で「日本のワインじゃないみたい」

青楓が敷き詰められたお皿の演出だけで震えてしまう
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左側の煙が籠ったガラスの中から
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桜のスモーク香の鶉が登場しまして
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お箸で口に運ぶからか
極上の焼き鳥(って失礼な!)
もちろんフレンチですからねカシス、そして杜松の実(ジンの香りに欠かせない)
黒ニンニク、ペコロス・・・もう焼き鳥にカベルネフラン、絶対美味しいぢゃん!!
そしてフランス人も好むお味だと思うのよ

ああ、お腹一杯だぞ、と思ったところに4品目
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「野原」はお料理後のフロマージュの位置づけ
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ここでまさかの生酛純米大吟醸 大七頌歌(福島)
しかもBaccaratのグラスに燗酒ですよ
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普通ならワゴンに様々なチーズが乗って登場なのでしょうけれど
新鮮な牛乳に春菊、イタドリ、杏で即興チーズ
チーズと生酛、これまたフランス人が好みそうな組み合わせ
ノンアルはフランスのアプリコットジュース、そりゃ美味しですとも~

ココまででお料理はお終い、もうお腹も限界です
書いてないだけで実況ならば「凄い。」「スゴイ。」って連呼したまま
その勢いでデザートへと続くのです・・・ホントにスゴイのよ♪
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HAJIME thé 尽くし [Agréable]

一夜でこんなにも沢山のハジメテを体験したのは
少なくとも日本の中では無かった筈で
(このエントリから目にされた方は是非とも前日からどーぞ!)
訪問予定されている方は以下、ご覧にならない事をおススメします

レストランハジメのシグネチャーに合わせるグラスから
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Fronholz Riesling Domaine Ostertag 2018(ジャルックス)
フロンホルツ リースリング ドメーヌ・オステルタグ
アルザス・コルマールの若きドメーヌ、奥様が描かれた繊細なエチケットのイメージ通りのシンプルだけど決して軽くはない
穂紫蘇やハーブが入ったワイングラスにはトマトのエキス
もはやコレそのものが料理の1品でも良いのでは?と思える完成度

「地球」は本来テーブルでシェアして頂くお料理ですが
現在は各々のお皿で提供されます・・・嗚呼、青いお皿が眺めたかった!
このガラスのお皿も素敵なのですが、やっぱり地球は青でなきゃ
でも、これが米田シェフにとっての現在の地球の姿なのでしょう
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70種類以上の植物由来の素材だけで彩られた大地の上にふんわり白い貝の泡の雲
山から湧き出た清水が沢を伝って川となり、海へと注ぎ雲となり、再び山の上で雨を降らせて
貝の養殖をする漁師さんが、豊かな海を育てるのは森の木々だと言ってた通り
命の水の循環を表現したまさに地球の名に相応しいお料理
お野菜も温度や食感も様々な調理がされていて、蕎麦の実やナッツの穀類にハーブの香り
美しさだけでなく、さまざまな大地の恵みを感じられるのです

次は「海」の世界へ
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「満ちる」と名付けられたお皿にはこんがり焼かれたノドグロ
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鯛などをベースにした熱いスープが注がれて
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ニョロニョロのようなビジュアルのル・シュクレクール岩永シェフ調製のパンと青海苔バター
お酒は京都伏見の豊澤本店 純米大吟醸 京纏(きょうまとい)
山田錦を35%まで磨き、伏見七つ井の一つ「白菊水」で醸した清流のように澄んだ純米大吟醸
ノンアルは同じく京都から、宇治の玉露を水出しで甘く旨く
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鯛の出汁にノドグロ、青海苔の香り・・・日本料理のお椀に通じるような
海が満ちるように、ホっと心も満たされる温かい一皿

こちらが「つながり」
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手長エビ、生ハム、ウズラの卵、蝦蛄とすっぽん
ロマネスコや銀杏の小さな島を巡るように
ノンアルの小さなレースのようなグラスには温かい透明な液体
”親しみある野菜の風味を余すところなく抽出した”って・・・何?
知ってる香り、でも・・・「何だろう?」「人参じゃない?」「さすが!」
後に残る香りは人参のグラッセのそれ、ああ楽しいね~

つながりに合わせるワインのはボルドーの銀の翼
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Aile d'Argent 2008 Chateau Mouton Rothschild (ジャパンインポートシステム)
エール・ダルジャン シャトー・ムートン・ロートシルト
うわぁ、と声が思わず出てしまうエレガントでrichな雫

「調和」人そして自然と名付けられたお皿
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ここでフォアグラ、最上級に繊細なポテトチップスに挟んで手で抓みます
下の白いお座布団は塩なので食べちゃダメよ
嗚呼、こんなに贅沢なポテチには…まさかの?やっぱりbeer!
しかしタダモノは出て来ませんよ、オーストリアのヴィンテージビール
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Samichlaus Bier サミクラウス(日本ビール)
毎年12月6日のサンタクロースの誕生日に発売される世界最強下面発酵ビール
甘くて苦くてモルトの香り、このビール単体ではお代わりできないけれど
フォアグラポテチとの相性はバッチリ!
そしてノンアルの古代米の玄米茶、これまた香ばしくて素晴らしかったの!!

ここからは「希望」
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「露」のグラニテはまさかの松!陸前高田の奇跡の一本松なの??
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初めて口にする松は・・・苦い。美味しいかと言われると肯定は致しかねますが
すっきりするにはアリのかもしれないよ。

確かこの辺りまでで20回くらいは「スゴイ!」って口走ってた筈
でもまだこの先がメインなんですってば!・・・明日へ続くよ。
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HAJIMEへの一歩 [Agréable]

まさか、と思うことが起こるのだと
誰しもが実感することとなった2020年に
まさかまさかのドアの向こう側へ踏み出すことになろうとは・・・
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あらゆる面で「特別」なこの場所へ

『ご一緒しませんか?』
『お誘い頂けるなら、喜んで。』

色々な偶然が重ならなければ、おいそれとは叶わない
でもHAJIMEの一歩を踏み出してしまったのだ!

レセプションで入念な感染症対策を受け、いざ奥へ入ると
広さはないものの落ち着いたシックな空間が広がっていて
壁際ではなく、ダイニングのほぼ中央の席へと案内されると

もう逃げ場は無い!

・・・いやいや、何から??

場慣れしている方ならば堂々と振舞えるのでしょうけれど
席数に対して圧倒的に多いホールスタッフの目が常に行き届き
否が応でも庶民には緊張度が高すぎるのよぉ

しかしそこは超一流店
どんなゲストにも楽しんで貰おうという心が伝わるサーヴィス
極上の夜を過ごすこととなるのです。
大阪の☆☆☆レストランHAJIMEは写真撮影お断り、と思っていたのですが
時代の流れからか現在はOKになっていて
でも、本気で行くつもりだったら見ないでその場で感激することをおススメします。
もちろん写真で見たところで、現実のテーブルを目の当りにしたら感激出来るとのも間違いなく
お気軽に、ってお店ではないからこの先を見るか見ないかのご判断はご自身で。

前置きが長いね・・・って長くて当然
ペアリングのコースがアルコールもノンアルコールも
事前にmenu眺めるだけで二人ともワクワクしちゃってたので
もう密蜜旅行なんだから同じグラスのシェアもOKってことにして
んが、ソムリエ氏から予期せぬ一言が
「ペアリングのコースは3皿目のお料理からとなります。」
そう言われたら二人とも答えは決まってる!

英国王室御用達グランメゾンの特別なヴィンテージシャンパーニュ
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ジョセフ・ペリエ キュヴェ ジョセフィーヌ 2008(ジャルックス)
創始者であるジョセフ・ペリエの愛娘ジョセフィーヌの名を冠し
愛情を一身に受けたジョセフィーヌの美しさを表す金色を彩った華麗なデザイン
「ボトルは芸術品であるべき」というジョセフ氏の意志を今日まで受け継いだものだそう
ボトルだけでなく勿論お味も特別、美味し過ぎて飲み過ぎないようにしなくては!

最初のお皿は「大地」
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籠に盛られたトウモロコシが中央に置かれまして、脇のお皿には
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焼き玉蜀黍を敷き詰めた上に球体にしたトウモロコシのスープ
スプーンをそっと口に運ぶと
あっという間にスープとキャラメリゼの香りが相まって極上の焼きもろこし☆
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細い皮つきトウモロコシの中には温かいトウモロコシの蒸しパン
香ばしいヒゲ根と一緒になるとトウモロコシ感を余すところなく味わえます

続いては「磯」の仲間たちが現れましたよ
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貝殻の上に乗せられた白いフリルの上には平目と数の子
オリーブのパウダーを纏ってサクっとコリっとなんとも贅沢なライスペーパー
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球体の下部は大根、上にはボタンエビとキャビア
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こちらの真ん丸は鮎のフリット
鮎って川魚でしょ?いやいや、育つのは海ですからね
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中央に鎮座する海藻と牡蠣が盛られたお皿に近づけられたのは法螺貝!
マジックショータイム??
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演歌歌手のディナーショー?って突っ込まれそうだけど
いや、これね
目の前で見たら

すごーい!

しか言葉が出てこなかったですよ、お世辞抜きで。
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氷の取り皿へと移してパクっと!
牡蠣と胡瓜とヨーグルト、ギリギリの火入れで生牡蠣の好きな人も苦手な人も
きっとコレは美味しいと皆が唸るんじゃないかしら?
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貝のスプーンで頂く薄いガラスの器には雲丹とブロッコリーの泡
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ムール貝の中の小さな海にはラッキョウとキヌア

人魚姫もきっと目を奪われる美しい海の森が陸の上に再現されていたの

で、ここまでがシャンパンで頂くペアリング前のお料理って
この後はいったいどうなってしまうの??



徐々にトーンダウンしてしまう、って残念なパターンもありますが
過度な期待の上の上の上を突き抜ける夜

一言で表すならば

「飛行機の更に上、宇宙旅行のような夜」

そしてココからがペアリングの始まり
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「湖」の上に泳ぐビワマス
ショットグラスに自家製濃い目の自家製ジンジャーエール
ワイングラスに注がれた純米酒
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陸奥八仙Blanc 八戸酒造
青森県酒造好適米に白麹を使用した「blanc=白」がテーマの陸奥八仙
ソーヴィニヨンブランやリースリングのような香り
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湖の中を覗くと見える魚の群れ
八丁味噌は極薄シートにして魚影を作ったり、小さな焼き味噌のようなアクセントに
リンゴのピュレや角切りとプチオゼイユ(姫酸葉、で良いのかな?)と共に
クリストフルのナイフがピンセットのように見える
ああ、何て美しい湖面!見惚れてしまうけど、サクサクと食べてしまうよ~
辛口のジンジャーエールとの相性もバッチリ、爽やかな陸奥八仙も当然◎
初めて日本酒を飲まれる外国のお客様にも喜ばれそう☆

初めてのHAJIMEの夜は長いのよ・・・続きます♪
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オーベルジュ エスポワール・その5 [Agréable]

また訪ねることが出来ますように、と願いつつ
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泊まっていたのは2階の一番右側の窓の部屋で
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電気ケトル、小さな冷蔵庫(ペットボトルのお水がサービス)アリマス
ユニットバスじゃないのは良いですね~
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3部屋限定で常連様が多いので普段の連休は滅多に空いてないのかも
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dinnerのお料理だけでなく器も素敵だったのよね~
ホントに素晴らしいコレクション!
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7月前半の豪雨の影響で立科町は片側通行のところが至る所にあって
降雨の中で向かうのは正直少し怖かったけど
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道路のすぐ傍で放牧なんて長閑な景色が見られて和む場面も

翌朝は雨も一時上がって陽もさして
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茅野側へと抜ける道すがら「乙女滝」の標識をみつけて脇道へ
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階段をずずっと降りて行くと
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乙女とは言い難い水量の滝(灌漑の為の人口滝なのですって)
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気軽のマイナスイオンをしっかりチャージ出来るスポットでしたよ~

ジビエや信州産の食材に力を入れているエスポワールさんですが
個人的には天然キノコ、また是非とも食べたい!
そして再び素敵なワインとのマリアージュも楽しめたら最高なんだけどね☆
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オーベルジュ エスポワール・その4 [Agréable]

朝ごはん、と言うよりはPetit déjeuner
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これこそオーベルジュの醍醐味でしょ!
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朝陽がキラキラ眩しいお庭を見下ろしながら1階へ
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もう1つのダイニング(夜はシガールームになるのかな?)の
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テーブルに着いたのは8時45分、休日の朝はゆっくりと
ジュースをリンゴ、赤ぶどう(コンコードだったかな?)、白ぶどう(ナイアガラ)から選び

摘みたて野菜サラダと自家製ベーコン
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下のトマトはアールグレイ香るヴィネグレット風味で
程良くカリっとさせた自家製のベーコンも美味しい~
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自家製パンは可愛いサイズの全粒粉入り山食とカリンのデニッシュ
りんごジャムとみかんジャムも並びます
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エスポワールさん朝のスペシャリテはウフ・ココット !
ココットと言っても思ってるサイズよりもずっと立派なもので
大きなカフェオレボウル一杯以上あるんじゃ?ってくらい
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大きなココットの底には半熟卵、上にたっぷりのオマールのスープ
朝から入って来る贅沢な味に胃袋だって驚いてしまうよ~
もちろん完食ですけどね♪
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ヨーグルトにもジャムを乗っけて
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朝もフレッシュハーブティー、お庭のレモングラスやミントがベース

1時間掛けてゆっくり楽しむ贅沢Petit déjeunerのお陰で
この日はお昼になっても二人ともお腹は空かずだったのでした☆
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オーベルジュ エスポワール・その3 [Agréable]

魅惑の信州dînerのお魚料理は信州サーモンで決まりでしょ~
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信州産ホウレンソウと共にボンファム仕立て
生クリームベースのソースのオーブン焼きに信州産フェンネルを添えて

先程のトマトお皿からコチラにスイッチ
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2018 Paul Doucet et Fils Sancerre( ワインレスキュー)
ポール・ドウチェ・エ・フィス サンセール
ロワール・サンセールの白ならソーヴィニヨンブラン
ハーブや魚料理にぴったりでスルスル飲めてしまう~

やっとメイン前のグラニテ
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お洒落な4色キューブですもの!
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セロリ、トマト、あと2つ・・・何だっけ?
やっぱり酔ってきた模様(^^;

信州産サフォーク
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長野で食べられるのはエスポワールさんだけだそうで
ボルドー・メドックを少しだけ
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2013 Chateau Potensac(未来堂)
シャトー ポタンサック
ルビー色の組み合わせの王道ですね~満腹中枢を破壊されるぅぅ
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こちらは北海道十勝若牛ハラミとハツのポワレ
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見通されているのでお言葉に甘えまして半分っこ(いや、40%)
若牛にはブルゴーニュ・ヴォーヌ・ロマネの
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2002 Claude Jourdon Vosne Romanée(野村ユニソン)
クロード・ジョルダン ヴォーヌ・ロマネ
最初から最後まで素敵なペアリング
何より、シェフのお料理と食べ手のバランスをキチンと把握して
最適なワインを提供して下さっているのが素晴らしいとしか!!

デセールは3択だけど
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2人とも信州杏尽くしで迷うところナシ!
ハーコットと信山丸、アーモンドを種のように埋めたスフレグラッセ
種を使った杏仁ブランマンジェ、寒天を使った水まんじゅう風
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フレッシュハーブと生キャラメル
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4時間たっぷり満喫!階段を上がってあとは眠るだけ~って最高でしょ!!

それにつけても
他のお客様方は皆様ご常連さま(我らだけが一般人って感じ)ばかりで
シェフのお父様&お母様との和やかな雰囲気が伝わってきて
ゴージャスだけどアットホームという稀有な空間なのでした♪

・・・オーベルジュですからね、朝のお楽しみもアリマスよ☆
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オーベルジュ エスポワール・その2 [Agréable]

信州の夏の夜の始まりは
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開田高原の山独活ムースに黄金シャモのコンソメと鯉のアクセント
赤いジャガイモのチップスをカリカリと崩しながら
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もっちり自家製米粉パンに豚と玉ねぎのペースト
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前菜の前に追加注文した天然きのこソテーは
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シャンパンとの相性は最高です!目の前のsちゃんの瞳が2割大きく見開かれ
「好きな食べ物は?って聞かれたら、これからは”天然茸”って答えます!」ですって☆
昔コチラで頂いた天然茸のスープも素晴らしかったけどソテーも格別!!
パクパクと食べ進め、お皿に残ったオイルもパンで残さずペロリ♪

ついさっきまでこんな状態だったのですよ
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立派なサイズのがアカヤマドリ茸とヤマドリタケモドキ、傘がフワフワ~トロっとして♡
赤い傘のタマゴタケ(傘が広がりきる前の状態の方が美味しいらしい)もうもう絶品です!
奥の灰色っぽい茶色のカサカサのは文字通り素晴らしい香りの香茸(コウタケ)

もうこの1皿でココまで来た甲斐があった、と言うのはまだ早かった!
「シャルキュトゥリに合わせてご用意しました」と、シニアソムリエ野村さんが手にされたのは
飲めたら嬉しいなぁ、と密かに思っていた城戸ワイナリー
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非常に人気く毎年抽選でないと入手できないことだけは知っていたものの
地元老舗のエスポワールさんなら割り当てをお持ちであろうと(^^)
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提携農家さん葡萄のオータムカラーズ ルージュ2018(自社畑はプライベートリザーブ)
マスカットベリーAとメルロー、とのことですが上質なピノノワールのような味わい
黙って出されたら少し贅沢なブルゴーニュ?って思う余韻の良さ
ひゃ~~ホントに飲めて良かった!!

で、主役はコッチ
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とても可愛いサイズのパテアンクルートにはフォアグラに干し柿、真鴨などなど
菊芋入りの猪ハムにミニサイズのトルティーヤの中には鹿の脛
スモークの香りがたまらない鹿と豚の脂サラミ
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添えられたマスタードも自家製なんですって!贅沢だわ~
シャルキュトゥリに城戸さんのワイン、うっとり。
いや、もうココまでで蓼科まで来た甲斐が(ってクドイ!)

オードブル2品目は鮮やかな一皿
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ジュ・ド・オマールと4種のスフェール
彩り、食感、味わい様々な美味球がオマールのスープに浮かびます
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3つ目のオードブルは塩尻の完熟トマトマリネにホワイトチョコのソース 山椒の香り
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見た目だけでなく味わいも素敵な1皿
山椒の香りとホワイトチョコの甘さ、トマトの酸味

チョコレートが無かったら出逢えなかったsちゃんと
お料理を頂きつつも久々のチョコ話も盛り上がっちゃう・・・メインはまだまだなのよ~
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