お彼岸和菓子特別授業リターンズ･前編

和三坊主先生の初授業から2年が経ちまして・・・
え？
まだ2年しか経ってなかった？？
と、思っちゃうくらいに色々いろいろ美味しい思い出が詰まった24ヶ月
この春のお彼岸にも名古屋にお立ち寄りいただけるということで
生徒2名揃って楽しみにお待ちしておりました♪

今回はミッション２軒＋後はきさセレクトで、との御指示
先ずは課題からこなすのが鉄則、ということで
朝早く名古屋のご滞在先までお出迎えしまして、一気に高速で移動

最初の目的地に到着したところで冷たい雨
まだ固い蕾ばかりなのに桜祭りの幟が寒々しい
参道のお店をチラホラ覗きつつ、そろそろ目的地か？と思ったら

グァ～～～～ン
なんとまぁ、前もって先生が営業されるか電話確認済みだったのに！
シャッターの向こうでは電話のベルが鳴っている模様
どうやら中には人の気配・・・でも声までは聞き取れない
もしかしたら張り紙は前日のもの？（であって欲しい！と願いつつ）
きさも電話を掛けてみると、やはり本日はお休みされるとのこと。

恐らく前の電話の主の方も
今日は営業されているかを確認してからお店に向かうつもりだったのかもね
そんなことを話しつつ参道を引き返す三人
ご年配の方が営まれているお店が殆どの和菓子屋さん業界ですから
臨時休業は珍しくない（時既に遅し、のパターンもありますから）
とは言え、やっとこの地までご案内出来たのにねぇ

脚の具合が万全ではない先生が無理無理で名古屋まで来て下さったのに
なんともお気の毒で・・・
どうにか次の機会には（土曜にしましょーね！）対面できますように。

いきなりツマズキからのスタートの後は
え～～～ココ行くの？って山路をクネクネと
2017年秋の授業で訪ねたエリアから、さらに一山越え
虹の橋を見た牧田川のさらに上流の大垣市上石津へ

小さな集落に枝分かれする道を進むと、突き当りの電柱看板が目に留まる
2軒目の目的地の看板は、もしも偶然この道を通ることがあったなら
よほど急いでいることでも無い限り、どんなお店か立ち寄ってみようかとソソられるデザインで
左に曲がって少し進むと右手に小さな八幡社、その向かいに

宮崎屋さんの前にラパンを停めて外に出ると、ふんわりイイ香り～
そうそう、この香りの主を求めてココまでやって来たのだよ！
もうもう期待も膨らむよ～
お店に入ると更にお腹が空いちゃう香りに包まれます
お母さん、そして途中から厨房から出てきて下さったお父さんに色々とお話を伺いまして
（もちろんこの辺りのお話の進め方も授業ですのよ）
次なる課題も見つかったりして（そして復習も済ませましたよ）

とりあえず課題の１軒が無事購入出来てホっ
しかしまだ今日の懸念事項はもう１つありまして
それまではチョッとだけドキドキ・・・それを解消するべく
２軒目のお菓子は後のお楽しみにすることにして、３軒目のお店へゴー！

でも、もうお腹空いたよ～早くお菓子食べたい！
そんなことを思っていたら
焼肉ロードからお千代保稲荷を通り過ぎるまでの間
ついついハードルを上げる発言を繰り返してしまうマヌケな生徒

昨年春に出会ってから季節毎に訪ねずにはいられない海津市の養老軒さんへ
５回目の訪問にして初めて御主人と対面を果たす（というか先生のお菓子運に乗っかっただけ）
とりあえず絶対食べて欲しいお菓子たちと生徒用の夜おやつをアレコレと

おめざどころかすっかりお昼の時間になってしまったので

木曽川の河川公園ピクニックランチ、いや和菓子給食か？！

酒まんじゅう、いちご大福、草餅、きな粉餅と立て続けに３等分してパクっと
美味しくないって言われちゃったら、センセイ置き去りにしちゃうから（勿論本気な訳ない）
という脅しにも屈することのない先生に更なる尊敬の念
忌憚無きご意見を賜り、帰宅後復習しつつ食べると納得でしかなく☆

今回初めて購入した桜餅

どうしようか迷って、どちらかというと自分の為に買ったのだけど
道明寺の中の繊細なこし餡が、お値段を考えると信じられないクオリティで
予想を大きく上回る高評価を賜りニンマリ

薯蕷は土筆が可愛らしく、こんなの気軽に変えるご近所さんが本当に羨ましい！

黒糖饅頭は美味しいに違いないけど量を考えなければ、と見送っていたのです

が、御主人が遠来のお客様にとオマケを下さったので、御言葉に甘えて
これがまた、予想を大幅に上回る御好評を博したの
こんなに繊細な黒糖饅頭は他に類をみない、とのお言葉♪

結局今回も養老軒さんでお菓子を選ぶのは楽しいけどタイヘンだ～！って結論
コレだけ買っておけば良し、じゃなくて
アレもコレもぜーんぶタイプなんだもの！朝生菓子の美味しいうちに、となると
毎回ガマンが必要になっちゃうって訳。

車中で総評を伺いつつ、なるほどナルホド・・・では後半は名古屋授業ですよん。