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HAJIME thé 尽くし [Agréable]

一夜でこんなにも沢山のハジメテを体験したのは
少なくとも日本の中では無かった筈で
(このエントリから目にされた方は是非とも前日からどーぞ!)
訪問予定されている方は以下、ご覧にならない事をおススメします

レストランハジメのシグネチャーに合わせるグラスから
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Fronholz Riesling Domaine Ostertag 2018(ジャルックス)
フロンホルツ リースリング ドメーヌ・オステルタグ
アルザス・コルマールの若きドメーヌ、奥様が描かれた繊細なエチケットのイメージ通りのシンプルだけど決して軽くはない
穂紫蘇やハーブが入ったワイングラスにはトマトのエキス
もはやコレそのものが料理の1品でも良いのでは?と思える完成度

「地球」は本来テーブルでシェアして頂くお料理ですが
現在は各々のお皿で提供されます・・・嗚呼、青いお皿が眺めたかった!
このガラスのお皿も素敵なのですが、やっぱり地球は青でなきゃ
でも、これが米田シェフにとっての現在の地球の姿なのでしょう
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70種類以上の植物由来の素材だけで彩られた大地の上にふんわり白い貝の泡の雲
山から湧き出た清水が沢を伝って川となり、海へと注ぎ雲となり、再び山の上で雨を降らせて
貝の養殖をする漁師さんが、豊かな海を育てるのは森の木々だと言ってた通り
命の水の循環を表現したまさに地球の名に相応しいお料理
お野菜も温度や食感も様々な調理がされていて、蕎麦の実やナッツの穀類にハーブの香り
美しさだけでなく、さまざまな大地の恵みを感じられるのです

次は「海」の世界へ
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「満ちる」と名付けられたお皿にはこんがり焼かれたノドグロ
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鯛などをベースにした熱いスープが注がれて
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ニョロニョロのようなビジュアルのル・シュクレクール岩永シェフ調製のパンと青海苔バター
お酒は京都伏見の豊澤本店 純米大吟醸 京纏(きょうまとい)
山田錦を35%まで磨き、伏見七つ井の一つ「白菊水」で醸した清流のように澄んだ純米大吟醸
ノンアルは同じく京都から、宇治の玉露を水出しで甘く旨く
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鯛の出汁にノドグロ、青海苔の香り・・・日本料理のお椀に通じるような
海が満ちるように、ホっと心も満たされる温かい一皿

こちらが「つながり」
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手長エビ、生ハム、ウズラの卵、蝦蛄とすっぽん
ロマネスコや銀杏の小さな島を巡るように
ノンアルの小さなレースのようなグラスには温かい透明な液体
”親しみある野菜の風味を余すところなく抽出した”って・・・何?
知ってる香り、でも・・・「何だろう?」「人参じゃない?」「さすが!」
後に残る香りは人参のグラッセのそれ、ああ楽しいね~

つながりに合わせるワインのはボルドーの銀の翼
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Aile d'Argent 2008 Chateau Mouton Rothschild (ジャパンインポートシステム)
エール・ダルジャン シャトー・ムートン・ロートシルト
うわぁ、と声が思わず出てしまうエレガントでrichな雫

「調和」人そして自然と名付けられたお皿
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ここでフォアグラ、最上級に繊細なポテトチップスに挟んで手で抓みます
下の白いお座布団は塩なので食べちゃダメよ
嗚呼、こんなに贅沢なポテチには…まさかの?やっぱりbeer!
しかしタダモノは出て来ませんよ、オーストリアのヴィンテージビール
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Samichlaus Bier サミクラウス(日本ビール)
毎年12月6日のサンタクロースの誕生日に発売される世界最強下面発酵ビール
甘くて苦くてモルトの香り、このビール単体ではお代わりできないけれど
フォアグラポテチとの相性はバッチリ!
そしてノンアルの古代米の玄米茶、これまた香ばしくて素晴らしかったの!!

ここからは「希望」
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「露」のグラニテはまさかの松!陸前高田の奇跡の一本松なの??
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初めて口にする松は・・・苦い。美味しいかと言われると肯定は致しかねますが
すっきりするにはアリのかもしれないよ。

確かこの辺りまでで20回くらいは「スゴイ!」って口走ってた筈
でもまだこの先がメインなんですってば!・・・明日へ続くよ。
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