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EdiTion Koji Shimomura [Agréable]

フレンチレストランは劇場だよね
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エディション・コウジ シモムラで過ごした贅沢な昼宴の記憶
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六本木のオフィスビルの一角のシンプルなエントランスの奥に
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美術館のように独創的な様々なオブジェが飾られて、でも威圧感は無くワクワクの方が勝る

飲み物のメニューを慎重に協議の結果(ドキドキ)
今の理解値の目一杯で後悔無きようにしよう、とChampagneから
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AYALA Le Blanc de Blancs 2012(アルカン)アヤラ ル・ブラン・ド・ブラン
ヴィンテージシャンパンなんて庶民には滅多に口に出来ない代物
泡のキメの細かさとエレガントな花のような香り、至極満足
そして
LANSON GREEN LABEL BRUT ORGANIC NV(アサヒビール)
ランソン・グリーンラベル・ブリュット・オーガニック
ビオのシャンパンは初めてですわ~
こちらも一口飲ませて貰いましたが、グっと密度のある味わいの初体験

最初のアミューズは黒いキヌアに乗せられて登場
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奥のグルグルはサクサクに揚げたお芋、左側のメチャ小さなブランダードと
丸めた生ハムの乗っかった小さな小さな揚げパン?はどちらもグルテンフリー

続けてのアミューズはスプーンに乗って
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イチゴの下にはササミ、と言われなければわからないくらい濃くしっとり(もう一口食べたい)
ニンジンサラダの上にはふわふわミモレット、そしてシャンパン。幸せでしかない!!

3皿目のアミューズは捻った展開で
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大分の郷土料理「こしょうもち」を下村シェフ流で
ナスタチウムの上に紅芯大根のニョッキとお肉の間にはお味噌です

さて、やっと前菜ですが・・・その前に”ソムリエのとっておき”で登場したのは
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Beaune Premier Cru Clos Des Mouches Blanc Domaine Chanson 2015(アルカン)
ボーヌ プルミエ クリュ クロ デ ムーシュ ブラン ドメーヌ シャンソン
ドメーヌ シャンソンはブルゴーニュのコート ド ボーヌでも1、2を争う歴史あるメゾン
1級畑(コート ド ボーヌはシャルドネ一択なのね)のお味とは・・・

はぁ~~知らない段階のシャルドネだ!
香りと旨味の濃度と変化をグラスの中でグルグルと、ふわふわと

そこに登場するのは
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スペシャリテの牡蠣
プルミエ クリュに魂を奪われてマトモに写真を撮っていなかったので
https://r-tsushin.com/chef/044/
コッチをご覧下さいな
ミルクと牡蠣のクリームと柑橘のジュレと海藻をまとった大きな大きな牡蠣
海水の濃度の塩水で茹でて冷たくしたものを食べやすい大きさにカットしてあります
生牡蠣の香りがあまり得意ではないので、加熱した冷製だからか尚更
牡蠣のおいしいトコだけを味わえるの

カワイイ形のパンですね
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お料理の邪魔をしないように徹するコ

次は温かい前菜
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フォアグラに豚のガレット
破竹とポワローがたっぷり
コレはメインで良いのでは?と怯える庶民
しかしワインの美味しさと相まって・・・

ねぇ、この後でお魚料理が来るんでしょ?
ねぇ、ワインお代わりしちゃおうか?
ねぇ、こんなスゴイのなかなか飲めないし、せっかくだしさ。

夕方の予定さえ無ければ(いや、その為に新幹線乗ってきたんでしょ!)
間違いなく上のココロの声を現実の声にしてた筈

と、言うことでグラスのワインの残量を気にしつつ
早くお魚が来てくれないと
ワインだけ飲んでしまうでしょー!!

やっと登場してホっ
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カダイフの中にはマトウダイ、ブロッコリーとブロッコリーのソースに
レモンのコンフィチュール
サクサクのカダイフの中にふわっとホクホクのマトウダイ
甘いブロッコリーにレモンの酸味を一緒に口に運ぶと
どれだけでも食べられそうな美味しさ!

で、当然?赤もソムリエさんのとっておき、行っとく?!

・・・え、2種類あるんですか?
1杯ずつお願いしても良いでしょうか?
並べて置かれたところで(もちろん説明されるが頭に入らない)
シロウトはどっちから飲めば良いのかすら・・・?
ってなってるのがこのエントリの1枚目の写真

ま、色を見てコッチでしょ、くらいの感覚で

先ずは
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CHAMBOLLE MUSIGNY DOMAINE DUJAC 2016(ラックコーポレーション)
シャンボル ミュジニー ドメーヌ デュジャック
ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニ―村格(まだこの辺り全くゼロ知識)ピノ・ノワール100%
除草剤、化学肥料などは一切使用せず
除梗(じょこう・近代では機械で果実に付く短い茎を除くのが一般的らしい)もせず
澱下げのみでフィルターはかけない、という昔ながらの製法
(とはいえ息子さんの代になって除梗具合は年により変えられているそうですが)
渋みは少なく適度な酸味、1本買うならコッチ

そして
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Chateau Monbousquet. Saint Emilion Grand Cru Classe.2013(ピーロートジャパン)
シャトー モンブスケ サンテミリオン グラン・クリュ・クラッセ
メルロー60%、カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%
ボルドーのサン・テミリオン、でグラン・クリュ・クラッセとは??
どうやらボルドーには独特の格付け?があるようで所謂グラン・クリュ(特級畑)は
AOC Saint Emilion Grand Cru という表記になるそう
ややこしいから覚えられないけど、間違ってもAOC Grand Cruなんぞ出されるワケ無い
という察しは付くので帰宅して復習したって次第
こちらは濃厚で赤ワインの王道、特別な1杯の席で飲みたい

と、言うことで東西二大産地であるブルゴーニュとボルドーの違いを実習
なで肩ボトル、ピノ・ノワール単一(ミディアムボディ)なので畑、村単位での格付けのブルゴーニュ
いかり肩ボトル、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランなど(フルボディ)のアッサンブラージュがシャトーの個性のボルドー
こうして一緒に飲めると(最近よく飲んでるねぇと言われちゃいますが赤は殆ど無いのよ)
経験値としてすっと入ってくる様な気がする

滅多に無い赤ワイン実習にテンションが上がりっぱなし・・・肝心のお料理を
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鴨とマコモダケ、ミニ大根やニンジン、キャベツ
いつものペースで考えると絶対もうお肉1切れが精一杯なところなのですが
もちろんお腹一杯になってるのだけど
フォークとナイフが止まる気配がないのだから
苦しい、と思う前にキッチリ完食☆☆☆

愉しく美味しい舞台はまだここから

白尽くしのプレ デセール
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ココナッツのアイスにライチのムース、中にはライチがコロンと
見たとおりたっぷりあるのだけど、ツルンとチュルリと喉を滑って
気付いたときにはお皿は空っぽに

さて、ここからが我らにとってはメインのカカオのヴァリエーション
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先ず細身のグラスに登場したのはホンノリと甘いカカオ水
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続いてはチョコムースだけをそのまま一口、その後カカオ水を含むと苦く感じて
更にチョコムースを塩付きで食べて、またカカオ水を飲むと今度は甘く
テーブルの上でサラサラのチョコソルベとオリーブオイルを廻し掛けて
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色々な味を楽しんでみてください、と
カカオ尽くしのデセールが食べられるのをとても愉しみにしていたの!
(少し前から)カカオを変えたとシェフは仰っていたのだけど
アレでしょうか?と思い切って訊いちゃえば良かったなぁ~

フレッシュハーブティと紅茶と一緒に
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試験管スタンド(じゃない)に立っているのは
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エスプレッソのプリン、そして免震構造のシリコン?に乗った
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お馴染みのピーカンナッツ、アーモンドと白いのはノワゼットだったかな
小さなギリシャ神殿みたいな柱をツンツンして揺らして遊んでいたら

え?
・・・酔ってる??
いや、違う!
本当の地震でびっくりしたよ!!

この奥のセラーにはお宝がさぞや沢山
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また訪ねることが出来たら嬉しいなぁ
下村シェフのお料理はバターや生クリームを殆ど使わないで仕上げたフレンチ
胃袋容量がホントに厳しくなってきたカラダに優しくすんなり入ってくれる
それより何より
空間、器、料理、サーヴィス含めて3時間以上しっかり堪能したのでした♪
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そして、いつも一緒に楽しんでくれて本当にありがとう!
来年の目標のこと酔っても忘れてないからね。
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